通販サイトを運営していて、ことさら注意を払わないといけないのが「商品サイズ」です。
「いつも25cmを履いているんですが、それくらいのサイズはありますか?」
「私少しぽっちゃり体型なんですがLサイズで大丈夫でしょうか?」
など、とびっきり抽象的な質問に日々悩まされている方も多いことかと思います。
でも購入者は大切なお金を出して商品を購入するわけで失敗したくないという気持ちも痛いほど分かります。
100%正確な答えではなくても出来るだけきちんとサイズの把握をして案内をするのは販売者としてとても大事ですよね?
ということで今回は海外ショップのサイズ表記の注意点や、正しい見方など私が知っている情報を共有していきます。
商品ページ作りや、お客様案内にて少しでもお役に立てば幸いです。
サイズの詳細を聞かれた時に真っ先に確認すべきこと
そのブランドや商品のサイズについての質問を受けた時に、真っ先に確認すべきはショップのサイズチャートです。
こういうのです。
該当ブランドのその商品についてのサイズチャートがあれば、それはそのまま画像を切り取ってお客様に見せた方が良いです。
見間違いや書き間違いのリスクを減らすことが出来ますし、また一つ大きいサイズや小さいサイズと検討したい方にとってはサイズチャートの方が一回のやり取りで済むからです。
ですが基本的には「このブランド服の一般的なサイズ感」という意味でチャートは作られています。
きっかりその商品の寸法を図ったものではないのでその点はしっかりとお客様にお伝えしておきましょう。
靴・スニーカーのサイズについて
スニーカーのサイズで比較的に綺麗にまとめられているのがこちらのサイトです。(先駆者様のお力を借ります)
https://www.adi-files.com/adidas-data/sneaker-size-chart.html
例えばアメリカと日本のサイズ変換については、「メンズは下一桁がマイナス2、レディースは下一桁がマイナス3」みたいな感じで覚えています。
メンズUS9→マイナス2をすると7→日本の27cm。レディースUS8→マイナス3をすると5→日本の25cmという覚え方です。
もちろんブランドによっても異なりますが、ほぼほぼこの法則で当てはまってくれることが多いです。
ですが一番確実なのはそのサイトに書かれているサイズ表です。
日本サイズの表記があれば必ずそちらを優先しましょう。
インチ「’」、フィート「”」、ワイド「W」、ハイ「H」、デプス「D」の表記について
次はカバンや財布とかによく使われる表記です。
確かメートル表記って国際基準になっているはずなんですが、まだまだインチ表記のところがほとんどです。
(日本だと「寸」とか「尺」とかそんな感じでしょうか。。)
例としてまずはこちらの画像をご覧ください。
上の方に「Extra-large sized bag; 20-1/2″W x 11-4/5″H x 5″D (width is measured across the bottom of handbag)」に注目してください。
まず、予備知識として、
・1インチ=2.54cm(インチの書き方は「”」)
・1フィート=30.48cm(フィートの書き方は「’」)
※地味にややこしいので注意!!
・「W」はワイドを表し、「横の長さ」の意味
・「H」はハイを表し、「高さ」の意味
・「D」はデプスを表し、「縦の長さ」の意味
という感じです。
デプスは「底」という意味ですが、鞄でいうと「底の幅」というイメージで覚えておくと、日本語での「縦(奥行き)」を意味していることがなんとなく分かるかと思います。
これを当てはめていくと、
・「20-1/2″W」は、「横20.5インチ」。これをメール表記に直すと横幅52.07cm
・「11-4/5″H」は、「高さ11.2インチ」。メートルだと高さ28.448cm
・「5″D」は、「底5インチ」。メートル表記だと縦12.7cm
となります。
これを正確な数値として捉えておくと、「A4サイズの書類が入ります」や「日帰り旅行やプールに行く時にも便利」みたいなアピールが出来ますよね!
お問い合わせが来ても安心です。
ちなみに、「Silhouette is based off 5’9″ model」と書かれている内容は、「シルエットのモデルは身長5フィート9インチです」という意味です。
シルエットモデルとはこの画像のことです。
5フィート9インチをメートルに直すと、175.26cmです。結構身長の高い女性であることが分かりますね!
オンス「oz」、ポンド「lb」について
次に重量の単位について解説します。書き方はシンプルで、
・1オンス=28.3495g
・1ポンド=453.592g
という感じです。さっきの商品を見てみましょう。
「0.93 lbs. approx. weight」と書かれているかと思います。
これは0.93ポンドを意味していて、グラムに直すと421gですね。いい感じの軽さです。
「approx」は「約」という意味で、「おおよそ421g」という意味です。
「Petit」サイズや「slim fit」表記について
洋服のサイズで一般的なS,M,L表記とは別に、「PS」や「PM」というサイズ表記がある商品があります。(ドレスやワンピースに多い印象です)
例えばこういうのです。
価格がめっちゃ安くなってるやん!!という情報は別として、、サイズに注目してください。
数字の横に「P」がついていますが、これが「Petit」サイズです。いわゆる「プチ」サイズです。
Petitサイズは肩幅やウエスト等のサイズは同じですが、着丈や袖丈が背の低い人用に設定されています。
背が低いと言っても身長160㎝以下の女性向けに作られているので多くの女性が当てはまると思います。
ですので、注文を受けてからでもPetitサイズのことをお伝えすると、そっちの方を選ばれる方も多いです。
(普通のサイズが160cm以上の結果、喜ばれることも多いです)
今回の例であげた商品はPサイズと普通サイズが一つの商品ページに記載されていますが、別個の商品ページが用意されていることもあります。
大きいショップはだいたい絞り込み検索の中にサイズの種類があるので見てみましょう。
続きまして、「slim-fit」についてですがこれはメンズの洋服に多いですね。
例えばこちらの商品です。
商品名に「Slim-Fit」と書かれていますね?一般的なポロシャツに比べてやや細身のシルエットになっています。
ですがあくまでも基準は大国のアメリカ合衆国です。日本のそれとはかなり違うので注意しましょう。
それに対して「Classic-Fit」や「Active-Fit」というものもあります。
平均的な体重の日本男性であればむしろSlim-Fitサイズの方が綺麗に着れる方も多いです。
こちらについても質問されたりしたら答えてあげましょう。
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以上です、今回はサイズについてざっくり書かせていただきました。
またタメになりそうな情報があれば追記したりしていきますね。
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